「西新井ラーメン」
見慣れた景色も、今はなきあの場所も。 あなたの記憶が、この街の輪郭になる。
私たちが暮らす足立区には、ガイドブックには載らないけれど、地元の人だけが知っている「特別な風景」が無数にあります。
学校帰りに友達と語り合った土手の夕暮れ。お使いで行った商店街の活気。銭湯の高い天井から響く桶の音。
そんな、かけがえのない「日常の記憶」も、時代の流れとともに少しずつ薄れ、時には景色そのものが失われてしまうこともあります。
「ジモト百景」は、そうした足立区のディープで愛おしい風景を、イラストレーター・ウシオダヒロアキ氏のポップなタッチで記録し、ステッカーという形で未来へ残していく「地域記憶保存プロジェクト」です。

乗り換えの隙間に、一日の終わりのご褒美に。丼から立ち上がる醤油スープの香りは、西新井駅の「幸せの合図」です。忙しく行き交う人々を優しく引き止めてきた、あの一杯。もはや駅の文化とも呼べる至福の立ち食い風景を、湯気と共に描き出しました。
